ウインドサーフィンと私

栃木県佐野市 飯田文治 78歳 2008年寄稿

1.楽しいスポーツを見つけた

健康維持には運動を継続することが大切であることは言われている。
運動を継続することは簡単そうで難しい。
上手になるまでつらかったりすることが多いからである。
ポイントは如何に楽しく続けられるスポーツを見つけることが出来るかである。
たまたまドライブに行った利根川でウインドサーフィンを見てやれそうな気がした。
今思うと、その日は風が弱くウインドサーフィンをやっていた人がのんびり楽しそうにしていたからかもしれない。

2.体力維持には最適

体力維持には週3回ほど30分くらいの運動をやることが良い事 と知られている。
春から夏にかけて渡良瀬遊水池にはウインドサーフィンに適当な風が吹く。
その風に誘われて毎日のように出掛ける。この事が、高齢者の私にとって体力維持になっているのかもしれない

3.一人で出来るウインドサーフィン

楽しいスポーツでも数人が集まらないと出来ないのが多いのに都合の良い日と時間にやれるウインドサーフィンはありがたい人と約束する必要も無く出かけられるのが良い。

4.ウインドサーフィンには資格も許可も要らない

休んでいるとウインドサーフィンにどんな資格がいるかとか、許可が要るのかと聞かれることがある。
何もいらない。
今日からでもはじめられる。
こんな素晴らしい渡良瀬遊水池が無料で開放されているのだ。

5.ウインドサーフィンは安全なスポーツ

スポーツと怪我とはつきものと言われるが特別なことをしないかぎりウインドサーフィンは安全だ。
水に落ちても怪我は無し。
私は、怪我防止のため夏でも肌を出さないようにしている。

6.高齢者でも出来る

ゴルフやスキーは70歳を過ぎてもやっている方が多い。
ウインドサーフィンは比較的新しいスポーツなので高齢者はまだ少ない。
高齢者でも風を読みセイルやボードを選べばかなりの高齢者でも出来そうだ。
湘南で80歳後半の方がやっているとか。私は70歳まで現役で頑張りたい

7.生活習慣病の予防

家にいると、つい食物に手が届く。
意思を強くしないと肥満になりやすい。
日に1万歩どころか千歩の毎日になる。
渡良瀬遊水池が近いので運動不足にならず、今のところ血圧正常、糖尿病の心配なし、肝臓の機能も良く、幸せの毎日だ。
悪天候や風の無い日は、ウインドサーフィンの基礎トレーニングとして、体を動かす。
こんな事が病気の予防になっているのかもしれない。

8.ダイエット

激しい運動は食欲を増進させるが、適当な運動は体重を減少させ、スリムな体を作る。
ウインドサーフィンは運動量をコントロールできることにより、素晴らしいダイエット効果を生む。
体重計に乗りながら効果を確かめている。

9.暑さにも強くなる

暑い時はもっと暑いことをすることで夏を乗り切っている。
夏でもウインドサーフィンをする時ウエットスーツを着て、肌を出さない。
怪我防止のためであるが大量の汗をかくことで、新陳代謝が活発になり、暑さに打ち勝つホルモンが出るそうである。
天然サウナと思えば快適である

10.風邪の予防

高齢者にとって風邪や肺炎は命取りになる。
冬、寒くないかね、と聞かれることがあるが、ウインドサーフィン用の衣類が良いので感じない。
風邪の予防には手足に適当な冷たさを与え、皮膚を鍛錬することが大切。
冷暖房の効いた部屋に居るのは快適であるが、いつのまにか体の体温調節機能を弱め、風邪の引きやすい体になる。